第3章:都市とアートの関係性〈大阪キタエリア〉

思弁的な音楽 / 物語派

Program

プログラム

第3章 都市とアートの関係性

グラングリーン大阪の開業でドラスティックに変化する大阪キタエリア(ウメキタ)の街全体がミュージアムとなり、ビルや公共空間、サイネージなど多彩な要素をアートの展示会場へ変容させます。
ウメキタの街がアーティストの発表の場にもなり、街に集う人の日常を創造的に刺激します。都市とアートの交差が生む新たな可能性を探究し創造します。

「思弁的な音楽 / 物語派」

前回の芸術祭で累計5,000人が来場した「拡張される音楽」「共に在る音楽」に続き、今年で4回目となる本展では、「思弁的な音楽」をテーマに、人気ボカロアーティストによるアート作品を展開します。
本展では、ショート動画や即時的な刺激が主流となる現代社会において、アートが持つ深い問いかけや物語性は、若者の心にどのように届くのか。来場者の感性と行動に働きかけるインタラクティブなアート体験を提供。すべての作品にはフル楽曲が含まれており、エンターテイメント性と思想性を兼ね備えた構成となっています。インターネット音楽の担い手たちとともに、未来への想像力と行動変容を促す、新しいアートのかたちを提示します。
また、展示作品に関連する限定グッズの販売も実施。ルクア大阪の買い物空間に突如現れるクリエイティブな刺激として、アートと日常が交差する新しい体験をお楽しみいただけます。
キュレーター:佐久間 洋司

パートナーシティ:松原市

会期:
2025年9月14日(日)~10月13日(月・祝)
※9月30日(火)は展示替えのため休館いたします。予めご了承ください。

開催時間:
10:30~20:30(最終入場は20:00まで)

アーティスト:
r-906 / sekai / 中瀬ミル / 梨 / 原口沙輔 / x0o0x_ / 隷密撫酒琳(x0o0x_ / 和ぬか / 羽生まゐご / 悒うつぼ / 100pHz)/ フロクロ / tohen / 佐久間洋司

展示スケジュール:
【前期(9月14日〜9月29日)】
ホールA:
- r-906《額縁の言葉:II》
ホールB:
- sekai+梨+x0o0x_《NBPI / Narrative-Based Plurality Indicator》
- sekai+x0o0x_《境界》*
ホールC:
- 隷密撫酒琳(x0o0x_ / 和ぬか / 羽生まゐご / 悒うつぼ / 100pHz)《なぜ、椅子は倒れたのか。》
*「拡張される音楽」にて展示された作品です。

【後期(10月1日〜10月13日)】
ホールA:
- sekai+梨+x0o0x_《NBPI / Narrative-Based Plurality Indicator》
- フロクロ《メタピアノ》
- x0o0x+佐久間洋司《調和する真空》
ホールB:
- sekai+原口沙輔《アイノムジカ》
- sekai+x0o0x_《境界》
- tohen+中瀬ミル《善なるもの一なるもの》
- フロクロ《流動回路》
ホールC:
- 隷密撫酒琳(x0o0x_ / 和ぬか / 羽生まゐご / 悒うつぼ / 100pHz)《なぜ、椅子は倒れたのか。》

会場:
ルクア大阪 9F「LUCUAホール」
大阪府大阪市北区梅田3-1-3

チケット:
入場には展覧会パスポートまたは単館チケットが必要です(単館券は9/1より販売開始)
チケット情報はこちら >

アクセス方法:
https://www.lucua.jp/access/

お問い合わせ:
大阪関西国際芸術祭事務局(株式会社アートローグ)
study@artlogue.org
※展覧会について会場へのお問い合わせはご遠慮ください。

Webサイト:
https://hiroshi-sakuma.com/speculative-music.html⁩

アートサイネージ(ルクア大阪館内)

4月から公開されている作品はデジタルサイネージです。「思弁的な音楽/物語派」の参加アーティストによる“ここしか見られないショートムービー作品”をルクア大阪館内のサイネージで放映をいたします。
放映内容は期間限定で移ろいでいきます。

5月〜6月「調和する真空」x0o0x_×佐久間洋司

昨年末、「共に在る音楽」にて披露されたx0o0x_と佐久間洋司による「調和する真空」の冒頭をサイネージで限定公開中。
スタニスワフ・レム「完全な真空」のように、存在しないもので囲まれた音楽の存在感を感じるインスタレーション作品の一部です。

4月〜5月「アイノムジカ」sekai×原口沙輔

昨年末、「共に在る音楽」にて披露されたsekaiと原口沙輔による「アイノムジカ」の冒頭をサイネージで公開中。
人間がつくった愛(アイ)のある音楽と、AI(アイ)がつくった音楽の存在感の違いに想い馳せてください。

※参加アーティストと作品は、順次発表予定

サイネージ公開場所:
ルクア大阪(各階のエスカレーター横)
大阪府大阪市北区梅田3丁目1-3

会期:
2025年4月9日(水) 〜 10月13日(月) ※放映作品は期間で変更

お問い合わせ:
大阪関西国際芸術祭事務局(株式会社アートローグ)
study@artlogue.org
※展覧会について会場へのお問い合わせはご遠慮ください。

会場情報

アーティスト

キュレーター

佐久間洋司氏写真

佐久間洋司

大阪大学社会ソリューションイニシアティブ 特任研究員
2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会 ディレクター
世界経済フォーラム シェイプニューワールドイニシアティブ 代表
1996年生まれ。大阪大学ではバーチャルビーイングや未来社会デザインの研究に取り組む。2025年大阪・関西万博では大阪ヘルスケアパビリオンのディレクターとして「未来のバーチャルビーイング」を展示予定。大阪大学と科学技術振興機構の共同研究プロジェクトである未来社会デザインに係る調査研究の研究代表者も務める。2021年にはムーンショット型研究開発事業の調査研究でチームリーダーを務めた。現在、大阪商工会議所 未来社会創成委員会 座長、人工知能学会 未来世代学会タスクフォース 委員長、日本SF作家クラブ会員ほか。2022年に日本オープンイノベーション大賞文部科学大臣賞を受賞、2023年にForbes JAPAN 30 UNDER 30に選出。

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