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お知らせ
ファイナリスト5組決定!
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Study:サイエンス・アートアワード by ロート製薬株式会社
ファイナリスト展「サイエンスとアートの融合による未来創造」
日程:2025年7月21日(月)~7月23日(水)
時間:11:00-18:00(23日は16:00まで) ※最終入場は閉館30分前
会場:大阪国際会議場(グランキューブ大阪)10F 会議室1008(「Study × PLAS : Asia Art Fair」会場内)
入場:本展の入場には日韓合同の国際アートフェア「Study × PLAS : Asia Art Fair」のチケットが必要です
About
Study:サイエンス・アートアワードについて
「Study:サイエンス・アートアワード Supported by ロート製薬株式会社」は、テクノロジーやサイエンスなど最新の科学技術・学問知識を⽤いた芸術表現、サイエンス・アートを提案する作品展示プランを広く募集します。
本アワードは、サイエンスとアートの融合によって生まれる新たな創造性を探求することを目的としており、コンピュータ、インターネット、映像・⾳響、プログラミング、AIなど、ITを使⽤したメディア・アートや、⽣物、⽣態系、⾃然全般や、遺伝⼦⼯学、組織培養、クローニングなど⽣物⼯学を使⽤したバイオ・アートを対象とします。芸術性やコンセプトを重視し、新たな表現の可能性を切り拓く作品プランを広く募ります。
1次審査の結果選ばれた5組のファイナリストには、それぞれ賞金100万円が授与され、グランキューブ大阪(大阪国際会議場)にて、展覧会「ファイナリスト展」を行います。2次審査では、審査員が展覧会を視察し、アワード受賞者を選出します。同会場では、同時期に国際アートフェア「Study × PLAS : Asia Arts Fair」が開催され、国内外から多くの来場者が訪れ、作品が広く紹介される貴重な機会となります。
Finalist
ファイナリスト
角田優

角田優《Moya》2023

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角田優
目に見えない物理現象の可視化を、作品制作の主なテーマとして活動しています。これまでに放射線、熱、カオスといった現象の可視化を試みてきました。例えば熱の可視化を試みた作品のひとつに、気体の密度変化を捉えるシュリーレン法という技術を利用して、熱によって揺らぐ空気の様子を記録した映像作品があります。ここで扱ったのは、本を読む、文章を書く、会話をするといった私たちが生活の中で行う些細な動きの熱です。意外に体からの放射熱は多く、静かだと感じる日常の景色にもドラマチックな見えない動きを感じる映像作品になっています。 作品を通して、目に見えなかった現象が見えたことで、ぼんやりとではあるけれど触れそうな感覚、鮮明ではないがはっきりとそこにあるという物質感が現れることを目指しています。そして、この物質感の現れを彫刻と捉え制作をしています。
KUMO (Yuki Morita & Ryudai Misawa & deriba)

KUMO (Yuki Morita & Ryudai Misawa) 《霧》2025

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KUMO (Yuki Morita & Ryudai Misawa & deriba)
2025年、KUMO結成
KUMO members: YUKI MORITA, RYUDAI MISAWA & deriba
現所属:YUKI MORITA(東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻)、RYUDAI MISAWA(慶應義塾大学環境情報学部環境情報学科脇田玲研究室)、deriba(慶應義塾大学政策メディア研究科博士課程)
活動内容:KUMOは2025年にYUKI MORITAとRYUDAI MISAWAを中心に結成され、アートという活動を通じて世界と戯れ、新たな関係性を構築することを目指している。
メンバーについては、プロジェクトごとに流動的に編成しながら制作を行っている。
永田一樹


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永田一樹
情報技術の発展による凡庸さや既視感のある、「いつか見た新しい風景」を考える。郊外やサイバースペース(を学習したAI)には、それぞれ編集可能な退屈な風景が広がり、情報技術の発展は私たちから新しさや驚きといった世界の「外部」を奪っている。そうした凡庸で退屈な風景を、現実空間と情報空間を往還しながら探求する。
具体的な手法やモチーフとして、AIやファミリーレストランなどを扱い、私たちの生活やメディア環境の中にある凡庸な景観から、あたらしい/いつか見た風景を現前させる。アウトプットの形式として、インスタレーション、映像、写真、テキスト、インターネット、SEAなどさまざまなメディア/手法を用いる。
主な受賞に学生CGコンテスト入選、日テレイマジナリウムアワード bronze prize、Terrace Art Shonan AWARD 2024 オーディエンス賞等。またSIGGRAPH AISAをはじめとする国際学会での発表経験もあり、アカデミアでも精力的に活動。
https://linktr.ee/kzk_aui
MANTLE(伊阪柊+中村壮志)

MANTLE(伊阪柊+中村壮志)《simulation #4 -The Thunderbolt Odyssey-》2023
(金沢21世紀美術館、2023)展示風景 ©Kenji Agata

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MANTLE(伊阪柊+中村壮志)
伊阪柊と中村壮志によって2022 年結成されたアートコレクティブ。 あらゆるサイトスペシフィシティにアクセスし、直接見ることができないような現象や、人間の時間軸を超えた長/短期的な事象のシミュレーションを行う。その過程で起こる偶然やエラーさえも作品に取り入れながら、遊戯的にも感じる手法で、現在とまだ見ぬ時空との接点を見出していく。「DXP ―次のインターフェースへ」(金沢21世紀美術館、2023 ‒ 2024)、「PINEAL GLAND SASHIMI」(合美術館、中国、2024)など。
https://www.mantle.works/
https://www.instagram.com/mantle2022/
森 公一 + 真下 武久

森 公一 + 真下 武久《呼吸する空 –breathing sky– 》2025

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森 公一 + 真下 武久
森公一+真下武久は、2002 年ごろにメディアアートに関わる共同研究を開始した。以降、脳波・脳血流・姿勢制御・呼吸など、鑑賞者の身体生理学的な現象に基づくデータを用いた実験的なメディアアート作品の発表を続けている。2007 年に発表した《Horizontal / Vertical》から 2014 年の《rendezvous》 までは、多くの作品において鑑賞者の脳波分析(EEG にみよる脳波パターンの測定)を組み込んだバイトフィードバック作品を発表し、2010 年には鑑賞者の脳の血流分析(fNIRSによるヘモグロビン濃度の計測)に基づく情動反応のバイオフィードバック作品《光・音・脳》 を発表した。2018 年の between 展では鑑賞者の姿勢制御(眼鏡型センサーによる頭部の位置や動きの計測)に基づいて、香や音楽、光のパターンを鑑賞者二人が共同で生成する作品を発表。2020 年以降は、主として鑑賞者の呼吸(デプスカメラによる呼吸の計測)に基づきながら、呼吸を通じて自己や他者(植物)、環境(大気)などと接続することで、地球が育んだ生命の根源に触れる体験の実現を目指している。例えば2024 年の《breathing garden》 では、鑑賞者の呼吸を光に変換し8種類の植物それぞれに照射して光合成を促すとともに、植物周辺のCO2 濃度の変化を8種類それぞれの音に変換した。さらに鑑賞者の呼吸についても音に変換して、両者の奏でる音が混ざり合う音響空間を実現した。酸素を必要とする人、二酸化炭素を必要とする植物、それぞれの音が奏でるアンサンブルは、人と植物との「生のリズム」の重なりとなり、両者が相互に浸透しあうような新しい関係を示すものとなった。人間をはじめ地球に誕生した多様な生命の間、あるいは生命と環境との間にテクノロジーを介入させた新しい関係をアートとして示すこと、それこそが私たちが目指すところである。
Schedule
スケジュール
2025年5月25日まで 応募受付
2025年6月上旬 1次審査によるファイナリスト5組に選考結果を通知
2025年7月20日 作品搬入・設営、2次審査、アワード授賞式
2025年7月21日〜23日 ファイナリスト展(一般公開)
2025年7月23日 作品撤去・搬出
※日程はやむを得ず変更させていただく場合があります。
Outline
概要
主催:大阪関西国際芸術祭実行委員会
運営協力:株式会社アートローグ
パートナーシティ: 松原市
展示会場:「Study × PLAS : Asia Art Fair」会場内(大阪国際会議場(グランキューブ大阪)10F 会議室1008 )(大阪府大阪市北区中之島5丁目3−51 10F)
展示作品:1プラン
※「ファイナリスト展」(ファイナリスト5組の作品を展示)
展示期間:2025年7月21日(月)から7月23日(水)まで
Judges
審査員
Phase 1:The Selection(ファイナリスト選出)
審査員(1次)
岸本光大(キュレーター)
三宅敦大 (キュレイトリアル・コレクティブHB. 共同代表)
大倉佑亮(インディペンデント・キュレーター)
Phase 2:The Final Judgement(最終審査)
最終審査委員

建畠 晢 氏
美術委評論家
詩人
京都芸術センター館長
草間彌生美術館館館長
既存のメディア:アートの在り方を越えた、ユニークな発想による挑戦を期待しています。

⼭極 壽⼀ 氏
総合地球環境学研究所所⻑
アートは言葉で作られる論理には回収されないもの、論理を超えるものとして人間世界に登場しました。それは、700万年にわたる進化史を通じて人類がこの宇宙と対話してきた歴史を体現しています。また、それは自然とは異なる造形として未来を予感させる創造物であることが求められています。この地球に足場を置く生物として、惑星限界を超えて思考する主体として、どんなアートの挑戦が繰り広げられるのか、大いに期待しています。

鈴⽊ ⼤輔 氏
Study : 大阪関西国際芸術祭 総合プロデューサー
株式会社アートローグ 代表取締役CEO
アートとサイエンス、分断された叡智の再統合により、未来のビジョンを感じさせる作品や、社会の問題を提起をする作品を期待しています。
アーティストのみならずサイエンティストやビジネスパーソンなど、幅広いジャンルの方々からの応募もお待ちしております。

黒澤 浩美 氏
株式会社anemos 代表
キュレーター
東京藝術大学特任教授
Benefits
ファイナリスト特典
1.ファイナリスト5組に賞金各100万円
・ファイナリスト5組各々に賞金100万円(企画・制作費、材料費、展示にかかる設営・撤去費、旅費、宿泊費を含む)
・「ファイナリスト展」にて、応募プランに基づく作品を展示していただきます。
・トークやワークショップを行っていただく場合があります。
2.グランプリ1組
・副賞(検討中)
3.ロート製薬特別賞1組
・賞金10万円
4.共通特典
・「ARTLOGUE」での受賞者紹介記事掲載
Application Guideline
募集要項
募集対象
コンピュータ技術、インターネット、映像・⾳響、プログラミング、AIなど、ITを使⽤したメディア・アートや、⽣物、⽣態系、⾃然全般や、遺伝⼦⼯学、組織培養、クローニングなど⽣物⼯学を使⽤したバイオ・アート
応募条件
・アート、サイエンスなどの分野で活動するアーティストや研究者、技術者などの個人または団体
・国籍・経歴・性別・年齢など不問 ※学生も可
・ファイナリスト展(設営・撤収含む)および授賞式に参加できること
応募プラン数
1人(1組)1作品
※日本語か英語で提出すること
募集作品の規定
大阪国際会議場 10F 会議室1008内に展示する作品プラン(平面・立体・映像を問わず、素材や技法も自由)。
・仮設壁面によって構成されたコの字型ブース空間(W3,600 × D2,700 × H2,700mm)に収まるよう作品展示プランをお考えください。※平面図をご確認ください。
・新しい作品プランに限る(過去に制作・発表した作品を、新たなコンセプトや形で再構成するプランは応募可能)。
・不快な匂い、過度の音・光を放つ作品でないもの。
展示・設営の諸注意
・仮設壁面以外を吊り元にすることはできません。※会議室1008の天井を吊り元にすることはできません。
・仮設壁面について
木工パネル(白色・小口経師貼り仕上げ)
壁厚約30mm
耐荷重20kg まで(20kgを超える場合は事前にご相談ください)
・映像機器や配線器具、インターネット回線、展示台など展⽰に必要となるものは、原則すべて各ファイナリストがご準備ください。
・搬入・設営時間:7月20日(日)8:30から15:00まで
・撤収・搬出時間:7月23日(水)16:00から18:00まで
・作品撤収後は、現状復帰してください。
審査基準
・テクノロジーやサイエンスなどを駆使した芸術表現であるか。
・コンセプトがどのようなものであるか。
・実現可能性があるか。
上記を踏まえ、審査員の個々の基準により審査いたします。
応募方法
応募締切:2025年5月25日(日)23:59まで必着 ※持ち込み・郵送不可
下記の応募フォームに必要事項を記入の上、送信ください。応募の際は、提出書類が必要です。提出書類はGoogle drive、ギガファイル便などのサービスをご利用いただき、発行URLを応募フォームにご記入ください。郵送や持ち込みでのご応募は受付いたしかねますのでご了承ください。
提出書類
A. プロフィール(任意の書式):A4サイズ片面1枚—PDF形式
B. ポートフォリオ(任意の書式):A4サイズ片面3枚以内(過去の作品や展示風景の様子がわかる写真や画像のあるもの)—PDF形式
C. 作品展示プラン(所定の書式):A4サイズ片面3枚以内—PDF形式
-作品タイトル、コンセプト
-展示プラン:展示方法、素材、サイズ、制作スケジュールなど具体的なプラン
完成イメージがなるべく明確に伝わるよう、ドローイングや写真、グラフィックを用い、わかりやすく記載してください。
-照明計画
アーム式スポットライト(アームの長さ:約30 cm)の必要個数と設置位置の指定
-電源計画
電力は常時ご利用いただけます。電源が必要な方は、コンセントの希望位置を記載ください。1.5kw以上必要な場合は、事前にご相談をお願いします。
なお、施工スケジュールの都合上、業者による配線処理(壁に沿わせる、カバーを付ける等)は対応できません。電源ケーブルの長さはご希望の位置まで調整いたしますが、配線処理が必要な場合、各ファイナリストでご対応をお願いいたします。
作品展示プラン(所定の書式)はこちらよりダウンロードをお願いします。
※上記A,B,C以外の提出書類は不要です。
※提出書類の返却はいたしかねます。
※作品制作および展示方法等について、主催者と協議の上、調整させていただく場合があります。
選考結果
1次審査を通過した5組のファイナリストにメールにてご連絡します。
ファイナリスト展の展示会場にて2次審査を行い、アワード授賞式にて受賞者を最終発表します。ロート製薬株式会社及びARTLOGUEのFacebook、X(旧Twitter)、メルマガなどでも選考結果を発表します。
審査結果・審査基準に関するお問い合わせにはお応えいたしかねますので、ご了承ください。
所有権および著作権の扱い
・ 作品の所有権および著作権は、ファイナリストに帰属するものとします。
・ ファイナリストは、主催者および運営協力者に対し、完成作品の撮影、広報目的での各種媒体への掲載など、完成作品を複製その他の利用する権利を無期限且つ無償で許諾するものとします。
・ 大阪国際会議場(グランキューブ大阪)10F 会議室での展示期間が終了した後、作品は受賞者に返却されます。
個人情報の取り扱いについて
個人情報は、応募書類の提出により、本プログラムの主催者である大阪関西国際芸術祭実行委員会に提供されます。お預かりした個人情報は、選考に関する作業に限り利用し、いかなる第三者にも提供いたしません。ただし、受賞者の氏名のほか、受賞者と主催者/運営協力者との間で別途合意される情報については、本プログラムの性質上、公表されることをご了承ください。
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[本アワードに関するお問い合わせ]
E-mail:scienceartaward@artlogue.org
(ARTLOGUEサイエンス・アートアワード担当宛)
