Study × PLAS : Asia Art Fair
出展ギャラリー
Connected Art Platform (CAP)/Art & Bali
インドネシア
ギャラリー情報
「Living Lines」— アートと創造性が流れ、文化が息づき、革新が育まれる場所。
主催:Connected Art Platform(CAP)|J+ アートアワード
キュレーター:Mona Liem(モナ・リエム)
Connected Art Platform(CAP)は、インドネシアの穏やかな日常のリズムや深い哲学的伝統に根ざした作品を生み出す、選りすぐりのアーティストたちを紹介します。その中でも、インドネシアを代表する現代アーティストの一人であるNasirun(ナシルン)は、日々の出会いや文化的記憶に基づく象徴を通じて、精神的遺産への省察を続けています。フォーブス「30 Under 30」に選出されたバリ出身の壁画作家Yessiow(イエシオウ)は、地域の伝統やコミュニティの経験から着想を得たビジュアルを通じて、都市生活のエネルギーを表現します。大阪市此花区で展開されている世界的にも著名なアーティスト達による国際的なミューラル(壁画)プロジェクト「ミューラルタウンコノハナ」にも参加しています。日・インドネシア両国にルーツを持つアーティスト、ウタミ・A・イシイは、サンバル(唐辛子調味料)×食文化に着目し、人と人とをつなぎ、物語を継承する「食」の営みに、文字通りそして感情的な意味での「栄養」を見出しています。
彼らの作品は、食・伝統儀式・日常という人間生活の基盤を静かに、しかし深く見つめ直す瞑想的な存在となっています。
また、若手アーティストであるDwiky Aditya(ドゥウィキ・アディティア)、Riyan(リヤン)、Irsyad K.(イルシャド・K)の3名は、文化の喪失や環境変容といった現代の課題に鋭く向き合っています。伝統的な知識の消失や人と自然との関係の断絶が、今日の暮らしにどう影響を与えているのか、その探求が彼らの創作の核にあります。多様な分野や表現手法を横断する彼らの作品は、世代を超えた“生きた対話”を生み出し、インドネシア文化の変化と継承を浮かび上がらせます。
本ブースでは、J+ Art Award「The GENERAYA Awards」のファイナリスト3名も紹介しています。この賞は、グローバルに活躍する次世代の才能を育むことを目的とした取り組みです。
若手アーティストの Popo Mangun(ポポ・マングン)は、素材と形態の探求を通じて、個人的かつ集団的な物語にアプローチしています。バリからは、 Sandat Wangi(サンダット・ワンギ)と I Gede Sukarya(イ・グデ・スカリヤ)が、花や果実をモチーフとした繊細かつ力強い作品を通して、生命の美しさ、祈り、そしてとりわけ海洋の脆弱性に対するエコロジカルな感受性を描き出します。
2025年で2年目を迎える「J+ アートアワード」は、「Living Lines(いのちの線)」をテーマに掲げ、今年大阪で開催される万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」とも呼応しながら、アート、エコロジー、文化的革新が交差する創造の場を称えます。42か国から約500名が参加するこの国際アワードの審査員には、以下の4名の著名なキュレーター・アーティストが名を連ねています:
Mona Liem(モナ・リエム)
- Connected Art Platform最高経営責任者/Terra Nexus Art & Baliキュレーター
Tobias Brunner(トビアス・ブルンナー)
- チューリッヒ拠点のビジュアルアーティスト/マルチディシプリナリーデザイナー
Abby Hermosilla(アビー・エルモシーリャ)
- MoMAニューヨーク所属キュレーター
Yessiow (イエシオウ)
- バリ発Tangi Street Art Festival創設者/2024年「Forbes Asia 30 Under 30」受賞
また本年より「J+ パートナープログラム」も始動。日本の「Study:大阪関西国際芸術祭(OKIAF)」との連携を皮切りに、異文化交流の機会を広げ、インドネシアのクリエイティブな存在感を世界へと発信していきます。
公式サイト
www.connectedartplatform.com
Instagram
@connectedartplatform
@artandbali
@senyumuseum.id
アーティスト
J+ アートアワード 2025 選出アーティスト:
I Gede Sukarya(イ・グデ・スカリヤ)
Popomangun(ポポ・マングン)
Sandat Wangi(サンダット・ワンギ)
招待作家(Featuring Artists):
Dwiky Aditya(ドゥウィキ・アディティア)
Irsyad Khairullah(イルシャド・ハイルッラー)
Nasirun(ナシルン)
Riyan Kresnandi(リヤン・クレスナンディ)
Utami A. Ishii(ウタミ・A・イシイ)
Yessiow(イエシオウ)