Artist

アーティスト

DONECY

私が消える場所 ─ 現実の境界に映るもの

この彫刻作品は、「見る」という行為の本質を問い直し、鑑賞者自身を現実と虚構の境界へと誘います。遠目には形がはっきりと認識できるのに、近づいたとたん、鏡面に映る自分自身へ視線が奪われ、彫刻の姿が視界から消えてしまう──これは、私たちが「現実」と呼ぶものが、主観的な解釈によって成り立っていることを示しています。
さらに、この作品は光や環境を取り込み、場所や時間とともにその表情を変えていきます。一筆書きで描ける親しみやすいアウトラインの中に「存在」の深淵を宿し、私たちの視点に静かに問いかけます。
──あなたが見ているものは、何ですか?

プロフィール

覆面アーティスト・DONECYは、「見る」という行為の根源を揺さぶる作品を制作し、視覚と知覚の境界を解体・再構築する。
2025年開幕の大阪・関西万博では、自身初のパブリックアートであり、初の立体作品となる《Where I Vanish》を発表。
遠景ではその姿を鮮明に捉えられるが、近づくにつれ、鏡面に映る自分自身に視線を奪われ、彫刻そのものが次第に消失していく。
シンプルな一筆書きのフォルムに、「見る」ことの矛盾を内包し、見る者を存在と不在の狭間へと誘う。DONECYの作品は、視点ではなく、見る者の「無意識」に作用する。
見ようとした瞬間、それはすでに消えている。

[Study : 大阪関西国際芸術祭 / EXPO PUBLIC ART]

パートナーシティ
松原市松原市章

協賛
東京建物

プログラム

展示会場