Artist
アーティスト
ゴック・ナウ
ベトナム
プロフィール
1989年ベトナム・タイグエン省生まれ、ホーチミン在住。ベトナム北部山間の少数民族(キン族)を祖先に持ち、ベトナム美術大学で美術史と批評を専攻して卒業したマルチメディアアーティストである。近年の主な展示に、「第6回シンガポールビエンナーレ」(2019年、シンガポール美術館など)、「Singing to the choir?」(2019年、The Factory Arts Centre、ホーチミン)、「Deciphering Dwelling」(2018年、 Hatch Art Project、シンガポール)、等がある。
ホーチミンを拠点に活動し、ホログラムや拡張現実を利用し作品を制作する。第6回シンガポール・ビエンナーレ(2019年)に同主題の作品を出品し注目された。本作は、初期のベトナム共産党に禁じられた聖母道の代表的儀式であるレンドンを扱う。この儀式は、霊媒師を通じてベトナムで信仰される様々な神に出合うものであるが、作中に登場する舞い踊る女性たちは現代の技術により抽象化された姿で描かれている。現代的なポップな音楽に編集されたリズムと共にかつての宗教的儀式は、現代的な飽くなき欲望の信仰に変化していく様を描こうとしている。
展示期間
ゴック・ナウ:2025年6月7日(土) 〜 7月15日(火)
「喫茶あたりや」展示スケジュール