【8月24日(日)開催】リン・サン(Linh San)トークイベント「秋は私の手から葉を食べる」参加者募集

【8月24日(日)開催】リン・サン(Linh San)トークイベント「秋は私の手から葉を食べる」参加者募集

イベント/event 2025-08-10

8月12日から西成エリアでレジデンスプログラムを開始する、ベトナムを拠点とする領域横断型のアーティスト、リン・サン(Linh San)のトークイベントを8月24日(日)に開催します。

 

リン・サン  トークイベント「秋は私の手から葉を食べる」

リン・サンは近年の作品で、身振りと時間の関係を考察する視点から素材について探求しています。彼女の作品は素朴で、ときには小さく、もろく、しばしば見過ごされがちですが、その制作プロセスには細やかで根気のいる作業が伴い、時間がとても大切な要素となっています。

本トークのタイトルは、彼女の制作プロセスを表現するために、詩人パウル・ツェランの詩から着想を得ています。トークでは、彼女が長年にわたって取り組んできた陶芸、また素材との向き合い方の変化について語ります。素材を限界まで突き詰めようと試みていた時期から、手の中にある素材を時間をかけてただ見つめるようになった経緯などを振り返ります。

また、彼女が最近取り組んでいる、髪の毛の刺繍作品についても触れ、母性や個人的な記憶といったテーマを掘り下げると共に、西成でのフィールドワークから着想を得た新作の構想について語りますので、ぜひお立ち寄りください。

日時:8/24(日) 16:30〜18:00
会場:「喫茶あたりや」隣、NPO法人山王エックス事務所(山王ハモニカ長屋)
https://maps.app.goo.gl/S8hoFgNu4HniXqw56
料金:入場無料 
定員:15名 (事前予約制)
*日英の逐次通訳有り

下記フォームよりご予約ください。
https://forms.gle/kZzqvWyTg4sXN7mr6

 

リン・サン

リン・サン | Linh San

ベトナムを拠点とする領域横断型のアーティスト。ハノイ教育大学で文学の学士号を取得し、詩、映像、陶芸など多岐にわたる表現を手がける。彼女の作品では、日常における詩的で素朴で思索的な瞬間が描かれている。
リンの文学作品は散文詩の形をとることが多く、思考やイメージが絶え間なく流れ、想像力によって物語や感情と結びつく彼女の思考を反映している。彼女の詩は The Margins、Poetry Translation Centre、およびさまざまな作品集に掲載されている。また、短編映画はハノイ・ドイツ文化センター、タイグエン大学、インドネシア国立博物館などで上映されている。2022年、ハノイの Á Space にて初の個展“no longer holding a cloud”を開催。陶芸の分野では、素材との対話を通じて、伝統的な様式にとらわれず表現の枠を広げようと探求している。彼女の陶芸作品では、粘土の可能性を探り、異なる素材との融合を試みるとともに、技術と素材が変化していく様子にも着目している。2023年には、新進アーティストとして“Prince Claus Seed Awards”を受賞。

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