EXPO PLL Talks

EXPO PLLトークス

〈アーカイブ動画公開〉
大阪市港区長・山口照美氏が登壇 EXPO PLL Talks
「アート&インパクト:イノベーターと共に考えるアフター万博の世界」vol.14

第14回目の開催となる今回は、ゲストに大阪市港区長の山口照美氏をお迎えし、Study:大阪関西国際芸術祭 2025に期待する「ソーシャルインパクト」というテーマについて探求しました。

当日のイベントの様子は公式YouTubeチャンネルにてご視聴いただけます。

<イベント内での山口照美氏コメント抜粋>

万博のテーマ「いのち輝く 未来社会のデザイン」について
「みなさん、『いのち輝く』って、どういう状態だと思います?」 私はこの問いを、子どもにも大人にも投げかけ続けています。「いのち」がなければ何も始まりません。だからこそ、防災・防犯、福祉、そして心身の健康を守ることが、まず大前提になります。
そして、「いのち」は1人では輝けません。誰かとつながり、対話し、交流することでこそ、輝くものです。万博の会場そのものが未来社会の実験場です。私たちの街もまた、その一部として変化していきます。高齢化を逆手に取ることもできるはずです。高齢化しているからダメな街なのではなく、お年寄りが活躍し、子どもたちと触れ合い、新しい国から来た人たちとつながる場をつくる。そんな街の姿を、万博を通じて見せていけたらと思っています。

「ソーシャルインパクト」について
1970年の万博は、「すごい未来がやってくるぞ!」というメッセージを、一般の人々に示すような万博でした。そこを目指して、みんなで経済成長を加速させていこう——そんな時代の万博だったと思います。
しかし、今回の万博では、「ソーシャルインパクト」が大きな鍵を握ると思います。今、私たちの社会にはさまざまな課題が見えています。環境問題、国によっては少子化、その他にも多くの社会課題がある。だからこそ、この万博は、みんなでどうにかして解決する知恵を持ち寄る場になるのではないでしょうか。
展示もとても楽しみですが、それだけでは終わらず、万博で生まれたアイデアや仕組みを、実際の街に実装していくことが重要だと感じています。

イベント概要

日時:2025年2月13日(木)14:40~15:30
会場:グラングリーン大阪 北館 JAM BASE 3F「Blooming Camp」
ゲスト:山口照美氏(大阪市港区長)
モデレーター:鈴木大輔(株式会社アートローグ 代表取締役CEO、Study:大阪関西国際芸術祭 総合プロデューサー)
主催:公益財団法人2025日本国際博覧会協会、大阪関西国際芸術祭実行委員会(株式会社アートローグ内)

プロフィール

山口照美(YAMAGUCHI Terumi)

大阪市港区長
1973年兵庫県生まれ。同志社大学文学部卒。塾や予備校の国語教師や管理職を経て起業し、自治体や企業の広報・企画に関わる。教育の仕事を続けながら広報代行会社を運営し、セミナー講師・ライターとしても活動。
2013年4月、公募により大阪市立敷津小学校の民間人校長に就任し、3年間勤務。
大阪市教育委員会首席指導主事を経て、2017年4月より生野区長に就任。
5年間の任期を経て、2022年4月より港区長に着任。
高2の娘と小6の息子がおり、小学校のPTA会長として地域活動にも関わる。趣味は映画・音楽鑑賞、読書、まち歩き。著書『企画のネタ帳』『売れる!コピー力養成講座』など。

鈴木大輔(SUZUKI Daisuke)

株式会社アートローグ 代表取締役CEO、Study : 大阪関西国際芸術祭 総合プロデューサー。
1977年11月3日 文化の日生まれ。大阪市立大学都市研究プラザのグローバルCOEに於ける研究プロジェクトを経て起業。2014年グッドデザイン賞受賞、2015年度 京都大学GTEP プログラム(文科省)ファイナリスト、2016年ミライノピッチ(ビジネスコンテスト:総務省近畿総合通信局)においてグローバルイノベーションに値するOIH 賞を受賞。
2017年7月7日「Arts for Human and Planet」をビジョンに株式会社アートローグ設立、代表取締役CEO就任。
2025年の大阪・関西万博を機に世界最大規模の「大阪関西国際芸術祭」の創設を目指し、2022年1~2月「Study: 大阪関西国際芸術祭」を開催。
アートを利活用し、より良い社会の実現を目指すアートイノベーター。

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