マチルダ・テア・ハイネ

フランス

1969年生まれ。テア・ハイネは、マーストリヒト州立アカデミーとアムステルダム国立アカデミーで学んだ。作品には、インスタレーション、パフォーマンス、映画、ビデオ作品などがある。その中でテア・ハイネは、現在の、そして時代遅れのアイデンティティとジェンダーの役割に疑問を投げかけ、女性らしさについての固定概念に取り組み、それらの解体と再定義の可能性を生み出している。暴力シーンでは自分とそっくりな人形を登場させるビデオ作品シリーズなど、彼女のアプローチは挑戦的であると同時に遊び心もある。こうした表現を通して、ジェンダー特有の問題をはっきりと描写し、芸術や美学を超えてこうした問題を提起している。テア・ハイネは、フェミニストアーティストグループ fff の共同設立者であり、カッセル美術大学の教授でもある。ベルリンとニューヨークに拠点を持ち活動をしている。